心を撫でなで

今日は講習会があり、いざ新大阪へ!

席は、二人席の窓側。通路側席には既に男性客が乗ってられました。

背筋まっすぐのまま、その姿勢を崩さず、時折立ってはいなくなったり戻ったりで、誰かを探しているのかしらんくらいに思っていたのですが。。。

突然、こう言葉を掛けられました。

「その・・変な座り方したり、たったり歩いたりシテマスケド。腰が痛いからなんです。落ち着かないですが、変に思わないでください。」

意外な内容に驚きながら

「いえ。どうぞお気になさらず。。」

と、これまた、型通りの返答を。

真面目な方なのでしょう。。すごく痛そうなのを、じっと我慢しているご様子。

話しかけてみようか・・いや、迷惑かも・・など葛藤しているうちに、新大阪に着いてしまいました。

降り際、せめてと思い、「お大事になさってください。」と言葉をかけると,その方、すっくと立ち上がり頭を下げられびっくりしました。

その時、思いましたね。。健康に関わる仕事をしていながら、お隣の方に何故もう少し温かい言葉を掛けられなかったのか。何かお力になれますか?と、何故言えなかったのか。後悔することしきり。

前に誰か言ってましたっけ。

縁側で。 猫とひなたぼっこしながら、孫の頭や背中を撫でなでしながら、いい子だねーなんて おばあちゃんがやっているだけで、半分治ってしまうようなもの。

そんな心の処方が、大人でも痛みを持った人には大きな手当になるのかもしれない。

そうして、そんな処方を心のどこかで待ち望んでる人があちらこちらにいるのではと、思ったりしたのです。

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