心と脳

” これを食べていると愛するようになります。”   確かにそう聞いた。

“愛するようになる”

変わった宣伝文句だなぁ・・と、そのフレーズは、脳ミソの記憶の棚に放り込まれた。

今 高校生の息子がお腹にいた頃だ。
からだには正しく栄養が必要だと思っていた。

脳は何だか特別な器官だ。

胃や腸とは違う。
神経細胞が網の目のように張り巡らされ、あらゆる情報の伝達が行われている。
そうして、私達は食べたり、笑ったり、考え、記憶もする。

理屈では、心や感情も、脳の神経伝達物質によってコントロールされているのだ。

アドレナリン、ドーパミン、セロトニン、ガンマ-アミノ酪酸(ギャバ)など、あ~るある100種類はくだらない。
ここに、正しく不足なく栄養が届けられなければ、精神や心のバランスを崩しかねない。ましてや、化学物質や環境ホルモンなど、とんでもないのだ。

しかし、理屈で聞かされても、何となくイメージがわかない。
心や感情は別のところ、見えないところにあるようにも思う。
今ひとつ、ぴったりこない。

そこへ、この山本祥園さんの病気の表を突き付けられると、いっぺんに脳が理解するという不思議。

IMAG1902-1食養道
著者  山本祥園

さあ、つべこべ言わず、黙って身体が喜ぶごはんを作ろう。
正しく栄養を摂りなさい。
デトックスもしなさいよ。

脳は、私の真意を汲んで、さっそく指令を伝達したに違いない。

コメントを残す